せっかく事業のホームページを公開していても、保守管理や運用をせずに放置している事業主はたくさんいます。
実は、事業ホームページに、保守管理と運用は重要です。保守管理や運用をしていないと、ホームページそのものが消える可能性もあります。
とはいえ、保守管理や運用を外部に依頼すると、毎月のお支払いが必要です。事業のコストを抑えるなら、必要性がわからない依頼はできません。
この記事では、ホームページに保守管理と運用が欠かせない理由を紹介します。記事を読めば、保守管理と運用にしっかりと向き合うことで、成果の出やすいホームページ運営ができるようになります。
- 保守管理・運用の必要性
- ■ 保守管理をしないと、不正アクセス被害のリスクが高まる
■ 運用せずに放置すると、ホームページの価値が下がる
ホームページは公開して完成と思われがちですが、公開してからが始まりです。安全に運用できないホームページは、存在価値がなくなるので、非常にもったいないです。
ホームページの保守管理(メンテナンス)重要な3つの理由
保守管理が重要な3つの理由
テーマやプラグインのアップデート
最新のセキュリティ対策の実施
事業ホームページに保守管理が欠かせない理由を3つ紹介します。1つでも欠けると危険なので、必ず抑えてください。
ドメイン・レンタルサーバーの保守
ホームページを公開するうえで、ドメインとレンタルサーバーは欠かせません。利用するには、それぞれの管理会社と契約が必要です。
1年単位で契約できますが、更新タイミングを把握していないと危険です。下記が原因でホームページが消える可能性があります。
- クレジットカードの更新漏れ
- 支払い設定しているクレジットカードの期限切れや、再発行により決済に問題発生
- 自動更新をOFFにしている
- 自動更新の設定をしないと、契約期間で満了
- ログイン情報の失念
- 管理画面へのログイン不可
契約更新に失敗すると、ホームページが消えます。契約が切れる前に通知が届きますが、見慣れない送信元なので見逃しがちです。
ホームページの制作を依頼する際に、どちらがドメインとレンタルサーバー契約をするか明確にしておきましょう。更新漏れが心配なら、制作会社に管理を依頼するのが安全です。
テーマやプラグインのアップデート
WordPressで制作したホームページを運営するなら、テーマやプラグインのアップデートは必須です。アップデートしないと機能が停止したり、他の機能に悪影響をおよぼす可能性があります。
- テーマ
- ホームページ全体のデザインテンプレート
- プラグイン
- プログラミング不要で使える拡張機能
制作会社が作成したオリジナルテーマは更新不要ですが、外部のテーマを使用すると定期的なアップデートが必要です。テーマ自体の機能追加や、バグの改修が行われるからです。
プラグインは機能拡張よりも、バグの改修やセキュリティ対策のアップデートが多いです。
テーマもプラグインも、アップデートをしないと外部から攻撃を受ける可能性があります。安全に運用するなら、アップデートは重要です。
- アップデートの注意点
- テーマやプラグインの知識がないままアップデートを行うのは危険です。これまで使えた機能が停止したり、他のプラグインとの互換性の問題でバグが発生するリスクがあります。
アップデートが不安なら、制作会社に任せましょう。専門的な知識を持っているので安心です。
事業ホームページにWordPress(ワードプレス)がおすすめな7つの理由
最新のセキュリティ対策の実施
ホームページをはじめとするWEBサイトは、最新のセキュリティ対策を実施するのが理想的です。過去に通用していた対策のままだと、いずれ外部から攻撃されるからです。
不正アクセスなどの攻撃も、時代にあわせてアップデートしています。毎年のように新しい手口が増えているので、セキュリティ対策もアップデートしなければいけません。
1年以上前に制作したまま、セキュリティ対策をしていないホームページは危険です。事業のホームページが不正アクセス被害にあうと、下記のようなトラブルが発生します。
- 顧客情報の漏洩
- コンテンツを盗まれる
- ホームページを消される
ホームページから顧客情報が漏洩すると、社会的な信用を失います。事業の存続だけでなく、賠償請求されるリスクもあるので、しっかりと対策してください。
セキュリティ対策は、プラグインで設定するだけのシンプルな対策から、ソースコードを編集するなど幅が広いです。あなたのホームページに最適な手段を選択してください。
ホームページの運用ってなにするの?
ホームページ運用の内容
運用レポートの作成
連絡先の変更
WEB制作会社にホームページ運用を依頼する会社は多いです。継続的な運用ができるスタッフがいないからです。
スタッフ1人を雇用するより、WEB制作会社に任せた方がコストを抑えられます。とはいえ、運用業務の内容がわからないと依頼するのに抵抗がありますよね。
ここでは、ホームページ運用で行っているおもな内容を3つ紹介します。具体的なイメージがあれば、費用をかけてでも依頼するメリットがわかります。
ホームページ運用① 記事の修正・削除
ホームページ運用でもっとも多いのは、記事の修正や削除です。事業をしていると、さまざまな理由で修正・削除が必要だからです。
- 商品やサービス価格の修正
- 実績や補足情報の追加
- 写真や画像の差し替え
- 販売終了による削除
- 誤字・脱字の修正
事業はお客様の需要や、時代にあわせて変化します。ホームページが更新されていないと、お客様は誤った情報に期待する可能性があります。
期待に応えられずに信頼を失うと危険です。悪い口コミはすぐに広まるので、細かな部分もしっかり更新してください。
- 運用の条件をチェック
- 修正や削除の回数に制限を設けているWeb制作会社が多いです。契約前に、依頼する回数や条件について確認しておきましょう。
契約内容によっては、記事の公開を代行してくれるWEB制作会社もあります。
WEBONDでは、記事の原稿をご支給いただければ、公開代行も可能です。軽微な装飾や、日時指定の公開作業も承っております。
ホームページ運用② 運用レポートの作成
事業ホームページを効果的に運用するために、運用レポートは重要です。下記のデータを集計して、今後の施策に活用できます。
- アクセス数
- ホームページ全体のアクセス数を集計して、月ごと・日ごとの伸び率を確認
- 流入クエリ
- どんなキーワードでホームページにアクセスしているか確認
- よく読まれているページ
- 人気の記事がわかれば、お客様が求めている情報を読み取れる
計測する手段はいくつかありますが、なかでもGoogleが提供している「Google Analytics」と「Google Search Console」が人気です。期間ごとのデータをすぐに確認できるからです。
しかし不慣れな方にとっては、どこを見るかわからないでしょう。ツールの使い方が心配なら、運用レポートの作成まで依頼してください。
Googleの提供しているツール「アナリティクス」と「サーチコンソール」を設定すると、期間ごとのデータを集計できます。集計したデータをレポートにまとめるのは、運用していくうえで重要です。
レポート作成まで行う制作会社は珍しいです。WEBONDでは、オプションとしてご対応させていただいております。ご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。
ホームページ運用③ 連絡先の変更
お問い合わせフォームに設定するメールアドレスや、電話番号を変更も可能です。事業名やサービスの変更、事務所の移転などで連絡先が変わったときは、すばやく対応しておきましょう。
連絡先を更新し忘れると、せっかくのお問い合わせを逃すリスクがあります。常に連絡が取れる体制を作ってください。
ホームページ制作と管理は同じ会社に依頼するのが安全
WEB制作会社にホームページを制作を依頼したら、保守や運用までセットで任せるのがおすすめです。制作した会社なら、あなたの事業ホームページの構成を把握しているからです。
他社が制作したホームページを途中から引き継ぐときは、下記の情報を1から調べなければいけません。
- ホームページ構成の把握
- 制作会社ごとの癖の調査
- セキュリティ欠陥の調査
調査が不十分なまま運用すると、予想していなかった不具合が発生する可能性もあります。
A社では当たり前におこなっていた施策を、B社ではやっていないという可能性があります。WEB制作会社によって、制作フローや、品質の基準が異なるからです。
他社からの乗り換えの場合、事前の調査費用が高額になる可能性もあります。安心して運用してもらうためにも、はじめから同じ制作会社に依頼するのがおすすめです。
- WordPressは引き継ぎの負担を軽減できる
- WordPressは管理画面からページ数や構造を調べられます。引き継ぎの調査負担が減るので、WordPressで制作しておくのがおすすめです。
ホームページにWordPressを使用している企業10選【国内・海外】
事業ホームページの保守・運用は依頼内容を確認して申し込もう!
- 保守管理の目的
- ホームページを安全に保つため
- 運用の目的
- 売上や集客UPの目的を達成するため
この記事では、事業ホームページに保守管理と運用が重要な理由を紹介しました。どちらも事業ホームページの価値を高めるためには欠かせません。
保守管理ができないと、不正アクセスやバグのリスクが高まります。ドメインやレンタルサーバーの契約状況を把握しないと、ホームページが消えます。
ホームページを制作するには、事業ごとに目的があります。運用をせずに放置していると、ホームページを制作した意味がなくなります。
また、ホームページの保守・運用を依頼するときは、制作会社の対応範囲をしっかり確認してください。「〇〇くらいやってくれるだろう」と期待していても、サポートの対応範囲外だと断られるからです。
- 保守・運用の費用
- 保守・運用のサポート範囲
- ドメインとレンタルサーバーの所有権
上記の3点は、かならず確認しておきましょう。納得したうえで申し込めば、安定した運用が可能です。
私たちWEBONDでは、下記をサポート範囲としています。月額定額でご対応しますので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。